怪談について
ここ3年、怪談の語りを聴いている。きっかけはTSUTAYAでレンタルをした「怪談のシーハナ聞かせてよ」というCSの番組のDVDだ。狩野英孝さんが司会だからかお笑い・バラエティーのコーナーにあった。中身は怪談を語る専門の二人「怪談社」とゲストが怪談を披露していく。というもの。アシスタントはせきぐちあいみさん、高田のぞみさん。(第2章まではこのお二人)
番組冒頭、語り手の一人が怪談を語る。朗々と、詰まることなく語り切る。あっという間に語りに惹き込まれた。
怪談社の紙舞さん(後に改名された上間月高さん)だった。心霊番組かホラー映画ばかり観ていたので、怪談を語る。こういうジャンルもあるのか。と、目からうろこだった。
怪談社は番組のメインキャストだけれど、様々なゲストが語っていくのでお気に入りの語り手の方が増えてゆく。
とうもろこしの会の吉田悠軌さん、今仁英輔さん。お着物姿が美しい牛抱せん夏さん、城谷歩さん。などなど。(吉田悠軌さんについてはシーハナより先にドラマ「東京怪奇酒」で存在を知った。)
いずれも怪談ライブに行ってみたいと思った語り手さんだ。今は便利な世の中で、You Tube配信などでどこでも聴けるので料理や洗濯畳みなど家事の最中に聴いている。
ところでこの夏の暑さが原因か、プレ更年期かPMSか解らないが、大人になってから初めて希死念慮があった。夫が不在の日だったので割りとマズかった。 「希死」と 別のものに夢中にならないと。
その日、いろんな方の語りを聴いたけれど、気が散ってしまう。しかし、上間月高さんの語りが惹きつけてくれた。いい意味で引き摺り込まれたのだ。
こんなことがあったので、いや。あっても無くても怪談社の怪談ライブには必ず行くと決めている。
もし、シーハナと怪談社に興味を持たれましたらシーハナは第一章の「廃校」を聴いてみてください。怪談社は怪談社officialというYouTubeチャンネルがあります。上間さんとまた違う語り口調で糸柳寿昭さんの語りも聴けますのでぜひ。
世界猫の日だったらしい
今年の夏の暑さに負けて引きこもりそうになるものの、運動せねばという気持ちを一押ししてくれるのは「夕暮れ時は猫が涼みに出てくるかもしれない」という期待である。そして家から2キロ程歩く。以前、猫と出会った場所は外せない。猫がいる。それでもういい。存在に癒されるのだ。
このように猫の存在が私の心身の健康を維持してくれている。ありがたや。
いくつか前のブログ記事にいつか猫と暮らすために縁側のある家で暮らしたい旨を書いた。この春から縁側のある借家で暮らしているが猫との暮らしに覚悟が足りず、未だ暮らしていない。
私には子供がおらず、仮に自分が不妊治療するとしてそれなのに猫に不妊手術をできないと思ってしまう。覚悟ができないなと思う。
数年しか経ってないけど命と向き合った結果だ。それでも世の中の猫たちが交通事故や捨てられたりすることが減ればなとは思っている。
テルミンmini
今週のお題「自由研究」
先日、本屋で見つけて購入したテルミンmini。
ドライバーの扱いが下手な私は40分掛かって組み立てました。
長く伸びた黒い棒がスイッチ。その下の大きなネジの様な物がチューニング用のネジで、手前の二つの穴に差し込み回して音を調整します。
チューニングの方法はyou tubeで「テルミンmini」と検索したら出てきたので参考にしました。
音の大きさはスイッチで調節できます。組み立てながら夏休みの自由研究みたいだな、と思いました。
ところで私は多汗症なのですが、テルミンだと直接触れる部分がほぼないので楽器を傷めずに演奏できるところが気に入ってます。
チャルメラはできそうな気がしてきたのでまずはチャルメラ練習してみます。
朝、夫を起こすのにもいいかもしれない…。
夏の自由研究にしようかな。
夏野菜と日々。
暑いけれど、今日はまだ過ごせる。先日、ご近所さんからキュウリとトマトを頂いた。
キュウリは切って、冷蔵庫に入れたものをおやつ時に食べている。カロリー低くて水分も取れてありがたい。旬の野菜はほんのり甘みがあって美味しい。ありがたいです。
仕事を辞めて、4ヶ月。放送大学のレポートを提出してからいろんな「やる気」が無くなっている。良かったのはレポート出しに行くときに乳がん検診にも行けたこと。住まいから車で数時間かけないといけないが、平日何も気に病まず病院へ行けるようになったのは良かった。
ただ、情緒不安定というか午前中とか昔あった嫌なことを思い出して泣くことがある。あと、引っ越してから2回、昼寝をしていたら拡声器で何か言われてる感じがして目が覚めた。
ホルモンバランスの乱れ。早めの更年期障害なのか、精神科にかかった方がいいのか。
あと、ASDなんじゃないかと昨年くらいから思うようになってきた。(きっかけはあまり書けない)
私はコスメティック田中さんのyou tubeを好んで観ているのだけれど、数年前にasdの診断をされており。おそらく今まで日常生活に耐えてきたことも沢山あったけど、環境を変えるために学力をつけてきて、自分のペースで人と関わってきている。何より自分をとことん客観的に分析しているところが私には好ましい。
一人で花やしきに行って、階段をMステ風に降りるユニークさと行動力には元気を貰う。
悩みつつも自分にできる事を模索していく田中氏にほんのりエネルギーを貰って、今月精神科に行ってみようと思う。自分の状態をプロに診てもらおう。
今のところ結果はブログに書きたいと思っている。
名前のつかない関係
本屋が好きでふらりと寄ることがある。漫画コーナーをウロウロすると異世界ものとBLものが増えたなぁと感じる。以前、TSUTAYA帰りの夫もBLコーナーが広がっている。と言っていた。じゃあなんでGLってあんまり見ないのだろう?という疑問。
BLって本気で探せば古典にもありそうなのに。GLってなんで表にまだ出てきてないんだろうか。私が知らないだけだろうか。
ちなみにBLだと「世界一初恋」「美しい彼」シリーズは読んでいる。感想は別の機会に。
まだはっきりとしたGLの洗練は受けてないのだけれど、3年くらい前にたまたまアニメ「安達としまむら」を見たことがあった。2人の女子高生がメイン。アニメの絵がとてもキレイで、(しまむらの髪の毛のキラキラしたところに、もう可愛いなと思ってしまう)美しかった。
数話しか観てないけれど、安達がしまむらに対する自分の感情と向き合う様子が美しく、スローテンポで描かれていて「きっとこれがGLなんだな」と感じた。
高校生が主役の作品をあまり読んだことがないのだけれど「安達としまむら」「美しい彼」みたいな高校時代に名前のない関係に誰かとなってみたかったことを思い出した。こっそり、そうなってみたかった。
今は今で、BLもGLも一定の距離は取りつつ別に嫌悪してない夫が伴侶で良かったと心から思う。(なお、腐女子の意味はまだ分かってない様子)
太宰治全集を読んでみた
図書館で借りてみた。
昔、教科書で読んだ「走れメロス」しか作品は知らなかったけれど、高校生の時にお世話になった国語の先生から太宰治のエピソードを沢山聞いていたのでネガティブなイメージを勝手に抱いていた。
この本は短編集でエッセイもあり。明治と令和で時代は全く違えども幼少期と思春期のモヤモヤした感情は誰しも共通してるんだな。と感じた。
この本と関係ないけれども、数年前に夕方のニュースで『太宰治の直筆のノートが発見されました!』と、報じられていた。見つけた方も報道の方もきっと嬉しくて興奮気味だったのだろう。気持ちが画面越しに伝わった気がした。しかし、開かれたノートには「芥川龍之介」と無数に書き込まれていた。
多分あれだ、中学生の時に教室の学習机に好きなバンド名を書いてしまう。あの気持ちに微かに通じる気がした。ニュースをリアルタイムで観たときは「もう止めてあげてー」「堪忍してあげてー」という気持ちになった。自分が死んでからファン(もしくはラブ)レターを発見されてしまうような…そして全国に報道されてしまうって…。
とか、その時は勝手に居た堪れない気持ちになったけれど。今回いくつかの話を読んでからは、推し「芥川龍之介」を好きな自分が報道されてむしろ誇らしかったかもしれないな。と、これまた勝手に思った。
全集の冒頭の「晩年」「葉」が好みだった。
図書館の外には猫が居て丸々していた。触らせてくれたのですが、半年ぶりの猫との触れ合いは堪りませんでした。出歩くといいことあるもんだ。
今日は猫日和。