上品な変態
江戸川乱歩の本はいつだって身近にある。
小学校の図書室では怪人二十面相が、中学の図書室には短編集があり、高校の図書室には傑作集が。町の図書館には全部あったりする。
私が印象に残っているのは「暗黒星」という話だ。冒頭のフィルムが燃えるシーンが美しいなと思う。内容はあんまり覚えてないけども。
私が好きなplastic treeが黒蜥蜴のパロディやっていたり、文豪と音楽のアンダーグラウンドが入り交じるのはなんと楽しいことか。
今更ながら江戸川乱歩にはまったのはBSプレミアムで満島ひかりさんが主演の人間椅子を観たからだ。その後角川ホラー文庫の美しい装丁に見惚れて手に取り今に至る。
今度は目羅博士の不思議な犯罪がお気に入りに。
解説は大槻ケンヂ氏だし。やはり文豪と音楽のアンダーグラウンドのあるところは、妖しくも楽しいのだ。