いろんな想いの詰まった7月
7月8日の金曜日はなんともやるせない気持ちになった。いやな世の中になってしまった。
昨日は不安定な気持ちを変えるべく、本屋へ足を運んだ。
「光が死んだ夏」
著モクモクれん
春くらいから本屋さんで平積みされていて、試し読みの小冊子をパラパラ読んでみた。
まず、表紙から「切なさ」と「夏」のイメージが湧いてくる。本編は夏の放課後のシーンが何度か出てくるのだけど、蝉の鳴き声が聴こえてくるような錯覚をしてしまう。
夕暮れに汗をかきながら自転車を押して帰る描写とか、田舎特有のプライバシーが無さそうな感じや、夏服でもセーラー服のスカートがちゃんと長くて、そういうところもリアルだと思った。
ジャンルでいえば、間違いなくホラー。ホラーの中に「主人公」と、「まだ得体の知れないもの」の葛藤が描かれていて、新鮮でした。これはアニメでも観てみたい。まだ1巻が出たばかりですが
もう待ち遠しい。
情緒的な雰囲気のホラーが読みたい方にオススメです。(内容は全然違うけど、恒川光太郎さんのホラー小説が好きな方になんとなくおすすめしたいです)