海月の日記
今日は久しぶりにplastic treeのDVD「ZERO」を観た。plastic treeにとって初の日本武道館公演であり、私にとっても日本武道館のライブ、初観戦で東京でのライブを観に行くこと自体初めてだった。
九段下に近づくにつれて、プラのTシャツを着た海月さんが増えていく。9月の東京はまだ暑く、私はワンピースを着て行った。日本武道館に着くと、海月は大量発生である。
メンバーに内緒で事前に配布されたサイリウムがアンドロメタモルフォーゼで揺れる。会場全体で海月が揺れているようで美しかった。
私は2階席だったのでメンバーが小さいけど、全体を見渡せた。サイリウムが揺れて、しばらくしてベースの長谷川さんが客席に背を向けてベースを引き続けて、きっとあのとき、泣いていたんだろうな。と、今でも思う。
plastic treeのアルバムは全部好きだけど「ネガとポジ」「インク」が特に好きだ。
竜太朗さんのぽつりぽつりと呟くような寂しくも優しい歌声と、暖かく揺れる正さんのベース。冷たくも激情のような、ナカヤマさんのギター、力強く寄り添う佐藤さんのドラム。
長いこと私の生活とともにある音楽。
いつか命が燃え尽きるときも、きっと思い出す。
そんな音楽に出会えたことは私の人生の輝きだ。