ねこめしの徒然日記

ねこめしと申します。小説家に憧れる猫好きの日記です。

働くということ

 年度末は毎年人事異動の発表にビクビクしている。引っ越しを伴うからだ。引き継ぎと引っ越しを10日程で終わらさないといけない。最悪別居になる。年々そのプレッシャーとの戦いに気持ちが負けそうになっている。

 昨日、通りすがりに夜桜を眺めながら「異動になっていたら夜桜に気付く余裕もなかったな」と思った。

 来年は仕事を辞める。と決めたから気持ちがラクになった。
 やりたい事に挑むために、お金と体力を貯めなければ。


 最近、グラビアアイドルの清水あいりさんの「関西弁あいうえお作文」に笑いと元気を貰っている。グラビア界の坂田利夫を目指しているとか。
 ちなみに「関西弁あいうえお」は公式動画があるのですが、作曲が水曜日のカンパネラケンモチヒデフミさんでした。
 清水さんの甘い囁き声と、ケンモチさんのオシャレな音がピッタリハマって夜をキラキラさせてくれます。なんとなく疲れた夜にオススメです。
 
 このブログを読んだ方はチェックしてみてください。

よろずや建物因縁帳

お題「好きなシリーズもの」

 3年前にたまたまツタヤで手にとって、ハマった内藤了さんの文庫本シリーズ。ホラーではあるけれど、登場人物達が建築やデザインに関する仕事に就いているので、そちらについてもかなり詳しく書かれています。

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 歴史ある建築物にまつわる因縁を紐解き、建物の声を聴いて建物を活かしていく。その為に登場人物達が奮闘していく、中でも建物の声を聴くヒロインの高沢春菜が、私には魅力的でした。

 最初から気が強くて、作中では「癇が強い」と表現されることも。でも、物語のもう一人の主人公、仙龍と周りの人達に出会ってからは気の強さだけでなく、優しい一面も現れていきます。

 ホラーの部分は読んでいて体感温度が下がるし、水辺のシーンは水の音が聞こえるようです。音や、温度を感じるようなヒンヤリする怖さはあります。
 
 でも、登場人物達の仕事に対する誇りや責任感が凄く伝わってきて、そういう生命力に私はエネルギーを貰っていました。

 作者の内藤了さんはデザイン会社を経営をされている兼業作家さんです。よろずや建物因縁帳シリーズは内藤さんの仕事に対する誇りや、仲間に対する想いや優しさが作品の中に感じられるような気がして、すっかりファンになりました。

 新作、「桜底」シリーズについてはまた今度ブログに書こうと思います。

 本当に、この3年間は仕事の上で新型コロナウィルスに翻弄されて、ちょっとキツかった。そんな中私が支えられた作品でした。

 私のブログにたまたま辿りついた方で興味を持たれた方はぜひ、手にとって、読んでみてください。

必要ないと思い込むのも大事かもしれない。

お題「断捨離」

 私は片付けが苦手だ。
先日、美容室で髪を整えてもらいながらなんとなく目の前にあった生活雑誌「エッセ」を手にとった。年末に向けて大掃除という雰囲気で、台所や風呂場など場所に応じた清掃のコツが書いてあった。重曹の万能なことよ。

「大掃除、どこから手をつけていいか分からないんですよねー」「ねー」という美容師さんの相槌が優しかった。


片付けとか、全部捨てたくなる瞬間はある。イメージは綿矢りささんの「インストール」の主人公が部屋を空っぽにする場面。

昨年の今頃、同じようなシチェーションで「エッセ」を読んでから買った重曹は未開封で棚の中にある。週末の自分に適度な期待をしつつ、一日を終える。

映画の世界

 「キャラクター」という映画を観た。

 脚本が完全書き下ろしなのと、予告編を観て面白そうだと思っていたら夫がレンタルしてくれた。
 近年の日本を代表する演技が上手い俳優さん達に「さすが!」と思った。そして俳優としての活動が初めてのFukaseさん、殺人鬼役がハマッていて(ご本人は喜ばないかもだけど)このストーリーの殺人鬼はFukaseさん以外の方が演じているのが思い浮かばない位だと思った。

サスペンスものを久しぶりに観たけど、私の好みの作品だった。劇中の漫画のイラストも美麗だったな。

観終わった後でドラマのHANNIBAL観たくなってしまったな。


12月8日以下追記

私は殺人鬼とそうじゃない人物が偶然出合って、生活のテリトリーでお互い顔見知り程度で生活してして。でも、一瞬でも、お互いの思考を分かち合う場面が確実にあって。そういう描写のある作品が好きだ。
だから「HANNIBAL」「GOTH」が大好きなのだけど、微かにそういう匂いがした「キャラクター」は良かった。

書きたいことが書けた。うん。

心の距離感

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 初対面の茶トラ。写真に心の距離感が現れている…。用事も終えつつ、ゆっくり過ごした土曜日だった。
 写真と関係ないのだけど、先日ダウンタウンDXでグラビアアイドル特集をしていて、斉藤慶子さんと杉本彩さんというレジェンドなお二人が出演されていた。(お二人とも、とても美しかった)

 杉本彩さんが、飛行機に乗っていた時に、隣のサラリーマン風の男性から貰った手紙のエピソードが好きだ。内容が凄い。貰う側は普通に捉えたら引いてしまうと思うけど、手紙を書いた人は忘れられなくなってしまうな。
 というか、やりとりをテレビ越しに聞いた私がもう忘れられない…。彩さんの書いた小説を読んでみたい今日この頃です。

コスメティック田中という人

お題「気になる番組」


コスメティック田中という人がいる。ある時に「ゆるサラリーマンの日常100日間」というYouTube の動画を観た。私には田中さんのゆるさがとても心地よく、この動画をきっかけに田中さんの動画をほとんど観てしまった。ゆるサラリーマン〜の動画については、田中さんの生活範囲に出てくる野良猫と、田中さんの距離感が程よくてお互いの関係性にほっこりする。(黒猫と、田中さんがお互いの存在になんとなく関心を持っている雰囲気とか)

田中さんが自分自身を俯瞰して観ていて、会社や勉強の事を語ったり、時に食べ歩いたり、自分自身を静かに語ったり。たまに凄い行動力を垣間見る動画もありますが、一人で生きていく過程をどういう風に生きるか。というのを日々考えている人なんじゃないかと思いました。あと、勉強が苦じゃない人だなと。

忙しかったり、落ち込んだ日は1日の終わりに田中さんの動画を観ています。

そして私の猫カフェに関する考え方が田中さんと全く同じだった…。

そして、全体的なテンションの低さが私には安心できる。

多分、私は田中さんが配信辞めるまできっと観ている。


なお、田中さんが作って販売したパーカー(白も黒も買った)は暖かく、休みの日にスーパーに行くのにちょうどいい。

田中さんが、田中さんにとって、ちょうどいい祝日を明日迎えますように。

#コスメティック田中

猫の話

お題「わたしの癒やし」

子供の時から猫が好きだ。私が人生で初めて見た猫は黒猫だったことを今でも覚えている。私が育った街は港町だったので、野良猫は珍しくなかった。いろんな猫と出会った。私が小学生になった時、年の離れた兄が子猫を連れてきた。白黒のハチワレ模様だった。
兄が専門学校の敷地で拾った雄の子猫だった。男子寮でこっそり育てられた子猫はインスタントラーメンのなるとが好きだった。

彼は13年長生きしてくれた。最後は家から出ていったのだけど、家から出ていって1年経ったころ、近所の男性が家の前の空き家(古くなって隙間ができている)に似た猫が亡くなっている。と、教えてくれた。

私はその時、県外にいたので彼の遺体の埋葬に立ち会えなかった。
父が遺体を抱き上げると、フワリと軽く、綺麗な姿のままミイラのようになっていたらしい。
なんとなく、アンモナイトみたいに丸くなって眠る姿だったんじゃないかと想像する。

父は今も「猫はアイツだけだ」と言っているので実家にはもう猫はいない。

なのに私は見境なく、野良猫に話かけていく。無理には触りに行かないし、追わない。しかしあわよくば撫でたいし、擦り寄られたいという下心を持っている。
今は猫と暮らせない住居なので、いつか猫が立ち寄れる縁側のある家で暮らそうと思っている。

#猫の話